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バイオリンの音色

バイオリンの音色は
胸の奥の奥がぐわぁって
込み上げる感覚になる。
そして
その瞬間から一気に
凄く壮大な場に包まれる。
奥から熱く溢れるものが
涙が溢れ出そうになる。
そして同時に、
強い孤独を感じさせる。
それは、
寂しさとかではなく、
『個独』という感じ。
個の強さを思い出すような
凄く力強く自由そのもの。
その自由が集中へ導く。
その集中が自由へ導く。
その感覚は
あまりにも壮大過ぎて
子供のときは、
怖く感じたこともあった。
でも子供ながらに
安心する懐かしさもあった。
大人になった今は
その壮大な空間に
その場に自分を
時々置いてあげることをする。
ひたすら
クラシック、
バイオリンの音色に、
ゆだねる。
聴き入る。
その体感は
感覚でしかない。
言葉は追いつかない。
バイオリンは
幼少期〜中学生まで習った。
この感覚に繋ぐ
出合いを与えてくれた
両親に感謝です。